「パーマカルチャー ・持続可能な暮らしの基礎講座21' 」レポート

■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第10回
〜食べることからのパーマカルチャー「小規模集約システムと森づくり」〜

パーマカルチャー暮らしの基礎講座、一年間の最後の講座。
今年初めて見た、降り積もる大雪の中、テーマは「小規模集約システム」と、「一年の振り返り」でした。

午前中は、小規模集約システムを活かしたフォレストガーデンづくり。
森の重要な特性である「重層性」を活かして、小規模な面積の中に多様な高さのものを混植していく。
今回の実践では、chattanaの森の入口付近の場所に、食べられる森のウェルカムガーデンを作るというものでした。

ブルーベリー・ビルベリー・ジューンベリー・グミ・コンフリー・げんのしょうこなどを植えていきます。食べられるウェルカムガーデンとして、鑑賞性と機能性の両立がポイント。造園の手法を様々に教えてもらいました。

「庭木の植栽は、どこから見るかが大事」とケンさん。
どこから見てもらうのかを決めて、そこに草木の正面を合わせていく。大きい木から場所を順に決めていくのが大事だそう。

そして、今回植える場所は、ある程度傾斜がある地面で、まだ土も硬いので、雨水がたまらないのが課題。そこでスウェールという手法を教わりました。
斜面に等高線を引くように、同じ高さに沿って溝を掘って、その溝の下側(より低い方)に掘った土を乗せるだけ。雨水は一度溝に溜まり、地面に浸透していくので、水や養分を流出させずにキャッチすることができます。

そして、木を実際に土中に植えるときは、「水決め」と言って、根鉢の周りに水を入れながら植えていくと、元の土と隙間ができることなく根鉢を密着させて植えることができるそう。

また、剪定のコツについても。基本的には、枝同士が重なっているところを切るのがポイント。枝葉が木の中心軸から外側へと広がっていく樹形が美しく、また日光も満遍なく当たるので、切っていくのは、中心軸方向に向かおうとしている枝(内向枝)や、互いに重なっている枝(交差枝)。
内向枝を切るのは、ゆくゆくは他の枝とぶつかって、光を奪い合うことになるからです。そして枝を切るときに大事なのは、際で切る事。
枝が分かれていく根本部分を切ることで、エネルギーの流れを枝の途中で止めるのでなく、流れる向き自体を変えていく。

一つ一つの知恵が木や土の性質に沿っていて、覚えようとせずとも、自然と体に染み込んでいくように理解できました。

午後からは、一年の振り返り。

みんなで円を作り、玉になった麻紐をトーキングオブジェクトとして、持っている人が話をして、話し終えると次の人に玉を渡していく。そのたびに、ほどかれていく紐。それは、この1年間に色んな知恵を多様に学んできた「混沌とした学びの塊」を、「パーマカルチャー」という一筋のテーマに沿って、整えてつなげていく作業のようでもありました。色んな人が、この場での学びが自分にとってどんなふうに大切だったか、語っていきます。

僕自身にとって、今回の学びの場は、世界の見方を変えるメガネを手に入れる時間だったなと。

コンクリート、プラスチック、ICT. そういった画一的で万能なものを、普遍的に使うだけではなく、野草、流木、風土、気候。
そういったその地域・時間に特有なものを、その機能を見出して、工夫して組み合わせることで目的を果たしていく。

「全てが何かの資源である」ということ。

生態系という視点で、人や他の生き物の暮らし全体を、デザインしていくこと。
それは、「全てを仲間にする」という視点でもあるんだなと。

太陽光、雑草、廃材、雨水、動物や昆虫。
それぞれの性質を理解して、適切に生かすことによって、自然界の生き物たちだけに任せる以上に、もっと豊かで創造的な世界にすることができる。
それがホモサピエンスとしての人間に与えられたギフトである、ということ。

大事な学びを得て、新しく懐かしい物語への一歩を踏み出し始めた気分です。
旅を始めよう。そしていつかまた出逢おう。
そんな面持ちで、今回の講座は終わり、そしてそれぞれの何かが、始まっていきました。

(高浜拓也:受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第9回
〜食べることからのパーマカルチャー「薬膳と陰陽調和料理・重ね煮」〜

今回は薬膳と重煮のお話でした。
午前中は薬膳。
興味はあるがなかなか遠い存在でした。
まず、自然の中での自分はどんな感じかな。葉っぱは?風は?空気は?土は?生き物達は今の季節にどう反応してるかな?

こんな目線で観察したことがなかった。
観察してみると、ますます自分も生きてる植物や動物の一員だとしみじみ。
すべては命をつなげるための結果であーなってこーなってしてるんやろな〜としみじみ。

聖人不治己病治未病 かしこい人は未病のうちに治す。
ちゃんと観察をしてたら、不調に気づき、病気になる前に不調をとれるってことだな〜。
パーマカルチャー講座でよくケンちゃんが言ってくれてた観察!
やっぱ観察はあらゆる事で大切だとしみじみ。
自分の観察、自然の観察、子供の観察、主人の観察。きっとそれぞれ求めてるものが考えずに観察するだけで答えが出るんだろう。少し道はそれたけど、色々感じた薬膳のお話でした。
自分の力が足りないとこに、植物の力を少しお借りする。ありがとうです。

重煮。同じ受講生のしおりちゃんから聞いていたので興味ありありでした。
ただの料理方法じゃなかった!
季節、風土、人間、動物、植物全て陰陽でバランスを取っているそうで、その陰陽調和を料理ではかる重煮という方法。

しかも、短時間で調味料少なめで美味しい!母にとっては嬉しい三拍子。

自然界は大宇宙で人体を小宇宙と捉えるらしく、人体の血潮と海のミネラル濃度が似てて、人体の70%が血潮で地球の70%も海水、呼吸は波と同じ、
というお話もびっくりしました。

なんかもう壮大で、今まで栄養バランスとか一応考えてお料理をしていたつもりだけど、しみじみ考えました。食材さん達に、その順番ちゃうねん!せやから
そんな塩やらなんやらよーけいれなあかんねんてー!てお鍋の中から思われてたんだろうか、講座後のシチューは少ないお塩だけでめちゃくちゃ美味しかった。
そうだよ、その順番でOKだよ!今まで使ってた圧力鍋じゃなく、先生のアドバイス通り土鍋でしてみた。牛乳でしないと怒るのに、調子に乗ってコッソリ
豆乳でしてみたけど家族からクレームはなかった。やった!
あれから、煮物やらなんやらに順番を配慮するとやはり美味しい。なんだか楽しい。入れ忘れた野菜達がいると、先生の、横からそっと入れたら大丈夫!
という満面の笑みを思い出しながら満面の笑みで入れてます。

講座で毎回感じるのですが、自分も自然のただの一部で、大好きな「北の国から」のゴローさんの最後の一言で
「金なんか望むな、幸せだけをみろ。自然は毎年おまえ達を死なない程度に食わしてくれる」もう、ケンちゃんがゴローさんに見えて来た!笑笑

今回も楽しかったー!たくさん教えていただきありがとうございました!つないでいきます。
みなさんともやっと話せるようになってきたのに後一回が寂しすぎますー。
でも最後も楽しむぞー^ ^

(藤平 美智恵 : 受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第8回
〜パーマカルチャーデザイン〜

今回は、実際の暮らしの中でどのようにデザインを落とし込んでいくのかの一つのモデルとして、講師の橋本さんご夫妻のご自宅を見せていただきました。ご自宅へ向かう途中から、用水路にカニや魚を発見。生物の多様性を早速感じます。
橋本さんのご自宅に到着。パッと出た感想は「おしゃれ!」あたたかみのある木造でコンパクトでシンプルなおうちです。

家の裏には、小さめの田んぼが!3畝の広さだそうで、小学校の教室くらいのイメージ。この広さで、大人2〜3人は1年お米を食べていけるそうです。楽しみながらできそうな広さで、私もやってみようかなと思えました。
田んぼと家の間には、菜園。箱や区切りで小さく区切られていて、通路には防草用にウッドチップが敷き詰められていました。なるほど、これは歩きやすいし管理もしやすい。
南側の屋根の上には、太陽温水器。お湯はほぼ全てまかなえるそうです。北側にはハーブや薬草。さらにパーゴラで日陰を作り、そこに低い窓を持ってくると、寒暖差で風が通る。喉が弱くて咳がよく出るから、それを抑えるナンテンを植える。月桂樹は料理によく使うから勝手口の側に。

おうちをぐるっと一周しながらケンさんや あびくさんのお話をきいていると、それら1つひとつが目的をもってデザインされていることが分かります。みなさん興味津々で質問もたくさん出たのですが、「これはサンシュユで薬にもなって…」と全て丁寧に教えてくださいました。また、日々の試行錯誤を楽しんでいるのが伝わってきました。楽しむためには、好きな植物や好きなデザインなど、自分の好きから始めること。また、小さく始め、無理のない範囲で続ける。雑草を抑えるためにグラウンドカバーの植物を植えるなど手間を省く工夫をすることを話されていました。

大満足の見学を終え、午後はパーマカルチャーデザインとシステムデザインについてのディスカッションをしました。
印象に残ったのは「現代の構造はグローバル資本主義社会であり、私たちは無意識にその構造の支配下にある。そこからどう外れて、自分の構造をデザインしていくかが重要である」というお話。

みんなお金を稼いで消費する生活に慣れているけれど、プランターひとつからでも何かを生産する側に回ることができれば、現代の構造から外れて世界
を見ることができるのかななどと考えました。

それをディスカッションのときに話すと、「たしかにみんなが生産できればいいけど、できない人もいる。研究者みたいに何かを専門にやりきる人が
いてくれるから、私たちは生活できている。その人が好きなことをやって、そのいいエネルギーが世界を回ればいい」という考えもあり、とても面白かったです。

残り2回の暮らしの講座も楽しんでいきたいです。

(加藤栞:受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第7回
〜摘み菜deしあわせ〜

今回の講座は「摘み菜を伝える会」代表 平谷けいこ先生、社ひとみ先生から
摘み菜について学ぶ「摘み菜deしあわせ」でした。
ずっと楽しみにしていた講座、平谷先生のダジャレ炸裂、子供達も参加して
笑いの絶えない1日となりました。

摘み菜とは菜を摘むこと
「菜」とは食べられる植物の総称、お米(稲)も「菜」に含まれる
植物は約30万種類あり、そのうち「菜」と呼ばれるものは1万種
野菜は「菜」に含まれ約1000種ある

摘み菜をすべて覚えるのは難しい
毒草を見分ける事が大事(ヨウシュヤマゴボウ、タケニグサを実際に見る)
あやふやなものは摘まない

摘み菜をする方法
根はとらない(スコップ不用)
ハサミを使わない、ハサミを使うと切り菜になってしまう
自分の指の力で軽く摘める位置で摘む、これが自分の歯で噛める固さ
直感で美味しそうと思うモノを摘む
採り尽くさない
自分の食べられる量だけを摘む

ヨモギは身体にいいと言われているけれど食べすぎたり調理方法によっては逆の場合がある。匂いや味が合わない摘み菜は無理をして食べない

摘み菜料理
・アオミズのふりかけと彩ごはん
アオミズは香りがすごく良い。昼食をとってすぐなのにペロリと食べてしまった。ゴマもいっぱい入って栄養満点!ホンタデの辛味がアクセントに

・秋の花実みそ
生のどくだみの葉に豚肉のそぼろ、味噌を乗せて食べる。どくだみの生葉はやっぱり苦手。小さく刻んだものを少しだけ食べるのが私にとってちょうどいい量。

・隠岐山イチジクのデザート
麩の上に山イチジクの甘さ控えめジャムとカキドオシを乗せて。麩をデザートに使うなんて驚いた。平谷先生のひらめきから生まれたデザート。カキドオシの爽やかな味が好き。

・秋葉でチャッタナ茶
ススキ、エノコログサ、葛の葉、桜の葉、紫蘇の茎などをカラカラになるまで煎る。みんなで採ってきた摘み菜や葉っぱ達。今日しか味わえない一期一会のお茶。

・キクイモの花びら
キクイモの花びらはゴボウ味。キクイモもゴボウもキク科。

目で見て、匂いを嗅いで、触れて、摘み菜をする時は五感をフルに活用します。
食べられるかどうか、毒草がどうか判断するのに知識だけじゃなくて野生の勘が必要です。
いざという時に使えるよう「実践」することも大切です。


大好きな「摘み菜生活」を出来ることから少しずつ、楽しみながら続けていきたいなと思いました。

 

地球は大きな畑!

 

安心、安全に摘み菜ができれば地球上どこでも生きていく事が出来ます。

(桝田真希:受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021

第6回 〜システムとデザイン〜

午前はケンさんからシステムやデザインのお話。
午後は松本真実さんから種採りについて…という構成でした

○要素

 様々なものは要素からなっている。ここでいう要素は、例えば、鶏、人間、会社や家庭での立場など個々の部分・パーツの意味合い。要素は…
1)必要なもの(インプット)
2)出ていくもの(アウトプット)
3)(品種等)固有の特徴…の3つに分けられる。まずは「観察」すること。
 ある要素からのアウトプットが別の要素のインプットになり、その要素からのアウトプットが他の要素のインプットになる、と続き循環していく。

○要素同士の関係性、デザイン
 個々の要素は完全に独立した単体として存在しているのではなく、また要素はそれぞれ異なる性質を有する。それぞれの要素はインプット・アウトプット・固有の特徴があり、要素同士は相互に関係/影響し合う。そして、要素同士が相互に関係/影響し合いながら全体として機能している。要素を観察し、要素同士の関係性や循環を考えた上で、要素の配置を如何にデザインするか。要素を観察する事に加え、要素そのものよりもむしろ要素同士の「関係性」に着目することが重要。

 こうしたことを考える時、人同士の関係性にも思いを馳せる。個性、人同士の関係。個性をどう活かすか。眼前のミッションを果たすという制約があるとともに、人は感情も絡むため、なかなか容易ではない。

○デザインの手順
 関係性を踏まえてデザインする。デザインの手順は
1)ヴィジョンづくり、2)観察(中・外・俯瞰)、3)コンセプトデザイン、4)ストラテジーデザイン、5)システムデザイン、6)ランドスケープデザイン、7)アイテムデザインの7ステップ。観察は、「中」「外」「俯瞰」の3つというのがポイント。「先入観なし」に観察というのも神業のように思われるため、その意識を持って観察するようにしたい。 実践して初めて気づき理解していくため、実践と修正を繰り返しながら、スパイラルアップしながら進めていくのが現実的。

○システムも他のシステムにとって一つの要素/システムは入れ子構造
 要素と要素の関係性からなるものはシステムと言える。ある環境では個々の要素のバランスがベストと思われる状態だったとしても、そこに別の要素が加わると、その要素も加えた関係性が構築され状態が変化していく。あるシステムがうまく出来たと思っても、実はそのシステムは、他のシステム、上位概念のシステムなど他のシステムの一つの要素でもある。「時間軸」の要素もある。今は良くても(良くなくても)、短期・中期・長期的に見るとどうなのか。さらに、例えば人の考えは変化するように、要素自体が変化していくこともある。

 一人や複数人、集団などがあるシステムをベストだと思っても、別の角度から捉えると必ずしもベストでない事もある。また自由に考えているつもりでも、その思考は時代や社会規範など環境の影響を受ける。「考え」はどこまでいっても、所詮一定の制約下でのものでしかない。要素や関係性を踏まえてデザインしても、ある面では良くなかったり、良くないと思ったことがある面では良かったりする。そもそも正解があるわけでもないのだろう。実践しながら、考えながらやるしかない。
 ある状況において自分が考えているシステムは他の要素やシステムとの関係性の中で変化する、また他のシステムの一部でもあることを理解できているかが重要。この理解が、独善的な活動に陥るか、さらなる拡がりを持つものになるかを分けるポイントの一つが先の理解でもあるように思える。この理解にも階層があるのだろう。どの程度理解できているか。思考、言語・意識レベルで捉えられるのはほんの一部に過ぎない。非言語・無意識レベルでも繋がるとともに「自然から学ぶ」だなと改めて思う。

 関係性を意識しながらデザインを考えていきたい。言うは易し。実践と修正を繰り返しながら積み重ねていければと思う。

○採種
 売られている種は、肥料を入れた環境でよく育つよう最適化されているなどデザインされている。農家にとっては、売りやすい野菜をつくろうとすると種を購入した方がやり易い面はあるが、自家菜園では自家採種を勧めるとのこと。採種した種を播くことを繰り返し3年程すると、「おぉ〜!」と思うようになるとのこと。その「おぉ~!」は何なのか、実践して体感してみようと思う。形の良い野菜や身割れしていない野菜など、自分がいいなと思うものの種を採っていくと良い。そうするとだんだん自分の好みのものになっていく。

○どの成長段階のものを食べているか
 食べている野菜の成長段階は、人間の成長に例えると、子ども、中学生、大人など様々。食べている部位も、種以外の部位、種そのものなど様々。こうしたことは、野菜が育つ環境で生活していると野菜の一生が日常生活の中にあり自明だが、都市生活で野菜はスーパーで売っているものしか知らないと、こうしたことに触れる機会がなく本当に知り得ない。

○種子の特性、採種方法
 野菜により、自家受粉・他家受粉、好光性・嫌光性、休眠期間の有無など特徴がある。種が水に浮く・沈むなどにより、良い種を見分ける。採種のポイントは種をよく「乾燥」させること。


○各自が採種する種を宣言
 一人ずつ、採種する種を宣言し、難易度や採り方などをアドバイスしてもらう。私が選んだのは「なす」。トライアンドエラーあるのみのためやってみる。F1は種ができないものもあるとのことで、次に植える時は採種可能なものを意識するようにしたい。

今回も色々な学びがありました。特に第4回くらいから、ケンさんの話を聞く中で、何年もすっきりしなかったことについてプチブレイクがあったり、様々なものが繋がったりする。私がすべきは「実践」だなと改めて思う。あぁ、土地が欲しい!

(井上満夫:受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021

第5回 〜生命の源、水の活用と多機能性〜

 

私たちの生活に欠かせない水。

水はどこからやってくるのでしょう

海の水が蒸発して それが雲になり風に乗って流されて雨が降る

その雨を「浄水場」「井戸(浅井戸 深井戸)」「川」「湧水」をたどって私たちの生活に使われる。

雨について考えます

川に流れる 森や木に降り注ぐ、土にしみこむ 池に 湖に…

兵庫県には氷上回廊という本州で最も低い分水嶺があり、川にたどり着いた

雨粒も日本海にいくか瀬戸内海に行くかでかわる。

印象的だったのは、根から木に吸われた水の99%は蒸散されていくという

ことでした。

 

鉱水と硬水と軟水のこと。

水はモノを溶かす性質があり、地中のミネラルを溶かす。

日本の水は海までの距離が短いため ミネラル分はそんなに多くない軟水雨は土の中に入らないので超軟水で雨はきれい。だけどおいしくない(まちや工場が近くにある雨は煙などをとらえるためキレイとは言えない)そんな雨を暮らしの中で取り入れるには「ためる」「繰り返し使う」「きれいに戻す」ことがポイントです。

 

使われた水は「バイオジオフィルター」を通して真水に戻し、生態系に戻しますバイオジオフィルターとは有機物いっぱいの排水を無機質な水にするもの排水管に穴をあけてその周りに砂利を敷き詰めて土をかぶせる。中で微生物が暮らせる舞台を作ります。

排水管に流れてきた排水を分解して水と栄養分にします、その水で植物を育てる。

そこに無駄はなく植物がすくすく育つ環境は愛しかありません排水にはブラックウォーター(汚水)とグレーウォーター(汚水以外)があり、

グレーウォーターがバイオジオフィルター向きだそうです。

 

※多機能性について

すべての存在は多くの機能を持っている

鶏を例をもとに、持っている特性や機能をよく知り(観察し)相互関係の良い配置を行うことがとても大切と感じました。

地球に生きるすべての動植物が心地よく暮らせるために私たち人間は何ができるだろうと振り返るきっかけになりました。

よく観察すること、知ること、そしてできる事から実践していくことは大切ですね。

そして午後から実習です。

 

まず チャッタナの森にある雨水タンク(木を使った集水、屋根から、ネットから)の見学

ただ降ってくる雨を受け止めるのではなく、様々な工夫がなされて集水する仕組を知りました。

 

そしてセルフウォータリングシステムを使った雨水タンクづくりの実習

毛細管現象を利用することで タンクの上に置いた植物を育てることができます。

 

カフェチャッタナのテラスに、このセルフウォータリングシステムを利用した雨水タンクを設置し、スクエアフットガーデンに水を送るシステムを作ります。パイプを切ったり、穴をあけたり、タンクに蛇口をつけたりしました。暑い中でしたが、みんなで協力して作っていくのは毎回とても楽しいと感じます。

今回もとても楽しい学びとなりました。

次回もよろしくお願いいたします

(坂田典子:受講生)


 ■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第4回
 

  ~エネルギーと自分の繋がり。ダンボールコンポスト作り~

夏野菜や紫陽花がかがやく恵みの雨の中、内容盛りだくさんのパーマカルチャー第4回スタートしました*

①座学・グループワーク 「エネルギー循環」
実践はもちろん、この座学の時間も本質的な学びがあり、毎回楽しみです^^
菜園をデザインする際などに活用される「ゾーンやセクター」。
より広視点から、< 私たちの生きている世界 > もこの手法で表すことができるそうです。
(一度手法やパータンを理解すると、色々なコト・モノに応用できるのがパーマカルチャー的考え方
の面白いところだなぁ~と実感しました!)

*私たちが生きてる世界の地図*
自分を中心に置くと、取り巻く世界はどんな地図になるでしょう・
《 自分 ➔ 家族・職場 ➔ 地区 ➔ 地域 ➔ 国・一般社会 ➔ 世界・地球 》
と円を描くようにゾーンが広がっていきます。それらに働きかけるエネルギーとして
( 生態系エネルギー )、( 経済 )、( 精神・文化 )、( 時勢 )
といったものがあります。人によって、中心 (自分) に近いものは違うけど、皆これらのものに影響されています。
ケンさんの言葉『この地図をみていくと、【自分がどこにいて、どこに向かっていくのか?】が良くわかる。』という一言が印象深く。
実際、地図を眺めていると視覚的に自分の今の立ち位置が整理され、
『今、私はこんな世界の中にいて、こういったエネルギーを取り入れながら生きているんだ という
“自分と世界とエネルギーのつながり”』をより感じてきました。

どこか知らない場所に行くとき、多くの人は地図を見て、目的地と現在地を確認します。
まず、それらを確認しないとたどり着くことは困難だと思います。
今、地球の中で「人」がどういった「現在地・立ち位置」にいるのかを見失いかけている人、生態系エネルギーと経済のバランスが崩れかけている人が多いのではないのかな、と私も自分自身を見返す中で感じました。

“このエネルギーで今、人が生きている”ということを実感することは
逆に現段階では“このエネルギーが朽ちてしまうと生きていけない”というサインでもあると思います。
この支えてくれているエネルギーとの関係性をどの人も一度、自分の立ち位置に落とし込んで見返すことが
持続的にこの大地を旅することを可能にし、人が本来目指すゴールに辿りつくために必要なことだと、地図が私たちに教えてくれているような気がしました。

*自分の暮らしに落とし込むと (グループワーク)    
さらに具体的な生活に落とし込んで考えてみました。
自分の暮らしにエネルギーを与えるもの、一体何があるでしょうか?
今回は、( 栄養素 )、( お金 )、( 仕事 )、( 水 )、( 自分の居場所があると思えるコミュニティ )の5つが挙がりました。
これらの暮らしに必要なエネルギーをパーマカルチャー的に、
『ずっと続いて、上手く回っていくにはどうするか?(持続可能にするにはどうするか)』
という視点でグループ別に話し合いました。

「貯め込んだり」、「捨てたり」するだけでは、エネルギーは途絶え結果的に全てが枯渇してしまう。
「活かし上手く回るスパイラル」を考えることが 自然も人も全てが生き続けるには大切なのだと実感させられました。

それぞれのチームから、コンポスト、合鴨農法、雨水の活用、つながりを広げ金銭だけでない得意を交換していく、助け合い、ギフトエコノミー、有効期限のある腐るお金にして一部の人が貯めこまず回っていくようにする…等々様々なアイデアをシェアしてくださいました。
みなさんが出してくださったアイデアが、全て実現する社会が早く来れば、人も地球も幸せな循環が回り、あらゆる課題が良くなっていきそうです*

多様な人を話すと、そうだよね~!と共感しあえたり、新しい意見に刺激を受けたり…
自然界も人も一緒。お互いが活かしあう気持ちで出会い・繋がりができる分だけで良いスパイラルの力が強くなり、
自然界も人間界も少しずつよくなっていくのではと感じました。
自身も良い流れの一部になれることを願い、つながり、行動していきたいなぁと思いました*

②スクエアフットガーデン比較・観察
前回みんなで作った2つのガーデンの様子を見に行きました。来れない間お世話してくださったあびくさんや岡ちゃんから過程の様子を聴き、比較をしました。
「スクエアフットガーデン(メルズミックス)」➔始め生育の勢い良かったが、過剰な養分のためかより虫に食べられる結果に。
「スクエアフットパーマカルチャーガーデン(積層マルチ)」➔生育はゆっくりではあったが、様子を見追肥するとたくましく育ち、メルズミックスに比べると虫食いも穏やか。腐葉土多めに作ってもよいかも。
結果、身近にあるもので作れるパーマカルチャーガーデンの方がよかったというのは、嬉しい結果です^^ 

③ダンボールコンポストづくり
講師は大重ふみえさん。世界中を旅されご経験豊富&親しみ深いチャーミングな先生でした*
ダンボールコンポストとは、文字通り「ダンボールでつくるコンポスト」。基材(籾殻くん炭、おが屑、剪定チップ)をダンボールにいれ水で湿らせ、お古のTシャツを被せると、あっという間に出来上がり!
基材は最初に入れたものが半永久的にずっと使えるそうで。とっても簡単かつ地球にもお財布にも人にも優しい!という天使のような誰でも取り入れやすい素敵なアイテムでした*
今まで袋に詰め込みゴミに出さないといけなかった食物の残りが、コンポストで微生物たちと出会うことで良い土になる、それが美味しい野菜を育んで、また美味しい食べ物になる。小さな循環が生まれる。ゴミの日も気にしないでよくなるそうで、一度やり始めるともう戻れなくなるそうです*
使用中のふみえさんのダンボールコンポストやケンさんの木箱のコンポストを見せていただきましたが、
好機性発酵のため臭くありません。他にも虫も気にならないこと、雨対策、風通しなど丁寧に教えていただきました。
三田や茨木などゴミ減量化事業として助成もある市町村もあるそうです。ハワイだと当たり前にしているそう。社会的にどんどん広まり当たり前に全ての食べ物が活かされるようになればこんなに素敵なことはないなぁと思いました。
私は菌ちゃん先生の名前で有名な吉田先生のEM菌で既にコンポストをしており、併用してよいか少し心配でしたが
“多様性があることが良いこと!混ぜてもよいと思いますよ~!”とのケンちゃんや先生の言葉が嬉しく、一緒に使ってEM菌と段ボールコンポストの菌菌コラボさせてみたり、使い比べてみたりして楽しく実験していきたいと思います。

生き物と人と世界とのつながり、多様性から、どうよい循環をデザインするかの大切さを改めて感じる回でした。
将来、できる範囲でエコビレッジのような場所をつくりたいというひそかな夢があります。
毎回講座は、素敵なヒントや出会いの連続です。
今日のワークにもあった「ずっと続いていく世界」を色々な人とその面白さを楽しみながら、自身のフィールドでも実践していきたいです。

主催のケンさん、あびくさん、スタッフさん、講師のみなさん、参加者のみなさん、毎月ありがとうございます^^
次回以降も、どうぞよろしくお願いします*
(受講生:芝田 有希(ゆきちゃん))


 ■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第3回
  〜植生遷移の加速〜

今回の講義は植生遷移の話から始まりました。
植生遷移とは、ある地域の植生の組成や構造が時間とともに移り変わっていく
現象で、地面に草が伸び、木が生え、林を形成し、森となっていくのをイメージ
してもらうとわかりやすいと思います。
ただ、そこには微生物やそこに生息する生物なども深く関わっているので、
簡単に植物だけで考えられるものではなく、色んな生態系が関わっている事を
考える事が大事ですね。

流れとしては、
1)土壌の形成。岩のくぼみや裂け目に風雨によって運ばれた砂礫が積もって、
 土壌が形成される。
2)コケや地衣類が岩のくぼみに生じ、土壌には微生物も現れる
3)ある程度土壌が形成されると、草木が侵入。
初めは一年生草本(種子から発芽し、一年以内に生長し、開花・結実、そして
種子を残して枯死する植物)が中心だが、年ごとに多年生草本(個体として複数
年生存する植物)が量を増す。次第に草原を成し、土壌は厚くなり、ミミズ等
の土壌生物、昆虫や鳥も姿を見せる。
4)木本の侵入が始まり、最初は低木林が形成。その後、比較的に成長の早い
陽樹(マツなど)が優勢となり、陽樹が大きくなるとその下は日陰になるので、
次は陰樹林が成長し始め、陽樹と陰樹が混ざった森林が形成される。
5)日陰では、陽樹は増えづらいのでだんだんと陰樹林へとなっていく。見かけ上これ以上変化がほぼ無くなると極相林と呼ばれる状態になる。
…と言った流れ。

その遷移は本当にどこでも起きている現象で、アスファルトの割れ目から雑草が生えているのはよく見かけるし、家や車のような人工物であっても、長い時間放置されると、植物は生えてくる。
『世界が森になりたがっている』という事で、僕らの周囲に当たり前に存在している大きな流れなんだなと。
その流れを意識して生活していく事が、今後の生活様式においても大事なことになっていくのかなと思います。
だけど、自分達のできる事を無理のない範囲でやっていけばよくて、ちょっとミニトマトを育ててみようとかそんな事から始めて、少しづつ増やしていけばいいですよね。


・積層マルチと土

座学の後、積層マルチ-チッ素資材と炭素資材を交互に重ねて、豊かな土壌を生み出す-でガーデンの作成に取り掛かりました。
チッ素層と炭素層のセットを3セット重ねたものを作成。例年2セット重ねていたものを今年は1つ多くしたそうです。
醤油の搾りカス、新聞紙、落ち葉、牛糞、馬糞、ピートモスなどを順番に重ねていきました。材料は層を重ねる分多くなるんですが、費用を抑えたい方は馬糞なんかは、厩舎でもらえる所もあるみたいです。

積層マルチが完成したら、4×4の16マスにガーデンを区切っていきます。
今回はヒモで区分けし、それから組み合わせを考えることに、ツル性のものは支柱がある場所に寄せる、バジルとトマトを近くに植える。
逆に同じアブラナ科のものは育ちやすいけど害虫を集めることになる…といった組み合わせもあるので、パズルみたいに、こことここを入れ替えたら?と受講生同士で話しあいながら決めていきました。
やっぱり人数がいると作業が速いし、負担が軽くなっていいですね!1人でやると中々大変なので。

 

場所を決めると、次は植え付けと種まきです。

 

苗の場合)
土と苗の表面が同じ高さになるまで堀って、高さが同じくらいになったら、ポットから苗を出して植える。
それから、水が苗の周りにたまるくらい入れて、苗の一番下を持って軽く揺すってあげる。そして、周りのマルチを苗の周りに寄せて完成。

 

種の場合)
割り箸などで下の新聞紙を突き破るくらいの深さまで穴をあける。
その穴に種を入れ、土を被せてから、その場所をトントンと固める。

完成したものを見ると、種や苗の種類によって1マスに入れる個数も違うし花や野菜がマスの中に植わってるので、チャッタナの普通のお客さんからすると奇妙に映るだろうな笑 でも、僕らだけの取組そこから僕ら以外へ伝播していけば、面白いなとぼんやり考えていました。

今回の講義で一番印象的だったのは
『世界は森になりたがっている』
『僕らがやっている事は、それのお手伝い』というケンさんの言葉
存在している流れが森に移行していくことなのに、それに抗うと当然負荷がかかってしまう。
じゃあその中で何をしたらいいのかなと考える事が日々の中で重要だなと感じました。

また次回も楽しみにしてます!
(大木隆史(りゅうじ):受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 

第2回 〜エッジとパターン、ガーデンベッドづくり〜

菜園作りの具体的な方法を学び、
”電気ノコギリ”や”インパクトドライバー”などを使って木の廃材で木枠を作る作業をした事が純粋に楽しかったし、外観もよく仕上がったのが達成感満載でした!

2021年夏に完成予定の新住居の建具の一部やお庭作りに、木工作業を積極的に
やろう!と思わせてくれました♪

座学の方ではエッジ(接縁)とは興味深いものだなーと思いました。

「二つの異種類の環境が出会う所:エッジ では、両方からのエネルギーが利用
できて、第3の新しい環境・機能が生まれる。そして区画や地域を区切る働きを
してくれることで、境界も明らかではない うやむやな環境の中ではっきりと
認識できない対象に向けて無制限にエネルギーを注ぐのではなく、意図した
ことに対する作業効率を上げる事ができる」ということ。

皮膚のエッジ、建物のエッジ、モノのエッジ…いろんなエッジって意識したことがあるけど、共通してその環境のエネルギーが集まり極まって現れる
ところ。

それが自然環境の分野で、同様のエネルギー現象が現れるということを知って「あー地球ってすごいなー!」って、私の奥底の何かがワクワク湧き立ちました
ケンちゃんが主宰されている講座に参加させてもらうと、知識や技術面の影響以外に、心の部分でいつも(といっても2回目なんだけど)深くに浸透してくる
ものがあります。

他の生活の様々なシーンで感じている大事なことに通ずることだったり、疑問に対して自分なりの答えに至る気づきをもらえます。

今回私に響いたのは
「アイヌ民族の紋様にみられる3つの要素、”渦=螺旋のエネルギー”と”目=見守り”と”棘=魔除け”」これには、神と人と地球の関係性が感じられた。

「エッジを ”内と外” みたいに境界を区切る意識で扱うことで、区画分け・維持管理の向上が図れるが、第3の場としての意味は失われる」ということはとても
深い。

そして未開発の分野を先駆けで学び、実践と結果の情報発信を長年努力してやってこられた植月先生の話…ご自身の主義や考え方に沿わない他人の情報
も、違和感を純粋に見つめてご自身の問題として置き、違う意見そのものを否定や拒絶せずに一つの情報として後継者に共有しようとする謙虚さ、平等
さ…が中庸で綺麗だと感じました。

チャッタナの森にある、無臭でかわいいコンポスト、スタードーム、雨水利用のオシャレ蛇口、などなども感動しました!


最後に、太陽の光のエネルギーと月がもたらす時のリズムと海と森がもたらす水を意識して植物を育てる事を考えてみると、地球上の全生命の循環を感じま
した。

持続可能な暮らしを学ぶ場を楽しみにしています、次回以降も引き続きよろ
しくお願いします♪

(秋本奈美:受講生)


■パーマカルチャー・持続可能な暮らしの基礎講座2021 第1回
  〜 パーマカルチャーの基礎と繋がりづくり 〜

ポカポカとした日和、目の前に桜が咲くパーマカルチャーガーデンで、講座は
始まりました。
まずは自己紹介と他者紹介。
なんだか共通点がありそうな、でもそれぞれ個性あふれる仲間たちが揃いまし
た。山小屋で暮らす人、重ね煮をつくる人、庭で菜園したい人。みんなそれぞ
れ目指す形は違うけど、せっかく集まったこのご縁を大切にして、これからも
よろしくお願いします!

その後は、講座スタッフあびくさんによるパーマカルチャーガーデン紹介。

【雨水タンク】毛細管現象を利用してタンクの上でハーブが育てる
【フォレストガーデン】食べられる森、人間だけじゃなく虫などにとっても
【コンポスト】compost生ゴミ処理→aging堆肥化→bed苗床を繰り返す
【スパイラルガーデン】自然のエネルギーを利用しやすい螺旋状のガーデン、
 ガーデンを形作る石には蓄熱性がある、多孔質が微生物も生きやすい
【バイオジオフィルター】排水を微生物の力を使って分解、好気性だから煙突
 から酸素を供給してる

その他、等高線上に菜園を作り、石で囲んで水が溜まるようにしていたり、
豆科の植物をネットにはわせることで夏の日除け(菜園の)として利用したり、
などなど、盛りだくさんの内容でした。

午後は座学にて、パーマカルチャーの基礎を学ぶ。KENちゃんこと橋本憲一郎さんの講義。以下、ポイントを箇条書きにて。

•デザインとは、de(否定)signe(決まってること)→決まりきったものでないものを新たに生み出すこと、自分で永続性を生み出すこと
•サスティナブル、持続可能性、永続性とは何を続けること?何が続くの?→“命”
•パーマカルチャーではデザインを考える上で12の原則も紹介されている
•地球のエネルギーを上手く受け取れる形「パターン」

【螺旋】:銀河、海流、風、人間にもほら、つむじや指紋があるでしょと

【枝分かれ】:木、葉脈、川、人間にも血管ね

• edge,接縁:違うものがぶつかる所に豊かな生態系が出来る。
•生産者(植物)/消費者(動物)/分解者(微生物)
•化石燃料は何から出来てるか
•倒木更新、命をいただくということ
•パーマカルチャー倫理を持った働き方を通じ、経済社会とも上手く関わっていく
•効率的なゾーニング、配置計画

講座の締めくくりに、自分自身の観察:わたしにとって永続(持続)可能な暮らしってどんなの?何が必要? というワークをしました。

最後に、みんなで感想や思いを伝え合いました。それぞれの環境、考えや思いがあって、まさに接縁。違う個性がぶつかり合って豊かな関係が作れたらいい
なぁと思います。これからもよろしくお願いします!

(受講生:ゆうこりん)